「お肌の曲がり角」よりは遅いものの、40歳・50歳くらいになると「目の曲がり角」がやってきます。
近くがぼやけて見えるようになったり、疲れやすくなったり。
老化だからとあきらめてはいけません。
お肌だって、アンチエイジングの化粧品を使うことで、もう一度美肌を取り戻すことができるのです。
目だって同じです。50歳を過ぎたらルテインを摂取しましょう。
目の曲がり角を過ぎて不調が出てきた目の健康をもう一度取り戻しましょう。
サプリメント商品もさまざま出ているので、食事と共に使って不足分を補ってやることができます。
ルテインの摂取方法は?
ルテインは緑黄色野菜に多く含まれます。
黄色の天然色素のため、黄色やオレンジ色のものにこそ、たっぷり入っているように思えますが、それ以外にもさまざまな色素が含まれているので
色だけで判断することはできません。
ケールに最も多く、続いてちりめんキャベツ・パセリやほうれん草となります。
野菜不足だとルテインも不足してしまいがちです。
まだ若いのに老化による目の減少と同じ状態が現れるのは、普段の食事内容が偏っていたり過剰なダイエットで野菜不足となっているのかもしれません。
脂溶性のルテインは油と一緒に摂取すると効果的です。
緑黄色野菜を炒めたり揚げたり、ドレッシング・マヨネーズなどを付けてサラダにして食べましょう。
ケールがたっぷり含まれたものということで、青汁を毎日飲む習慣をつけるのもいいでしょう。
1日6mgから10mgは取るよう推奨されていますが、野菜料理のみで毎日摂取するのは大変です。
ケール入り青汁なら1杯飲むだけで10mg摂ることも可能です。
ただ青汁というと、だいぶ飲みやすくなったとはいえ抵抗がある方も・・・
それはちょっとという方は、ルテイン配合のサプリメントを利用しましょう。
毎日続けやすくきちんと栄養が取れます。
ルテインの役割について
人は太陽の光がないと生きていけないですが、紫外線などの強い波長の光は老化を進める有害なものともなります。
目の一番奥・眼底部分に網膜があり、そこが目の中に入ってきた光を脳に送る電気信号に変える変換機としての役割を持っています。
つまり、常に光のダメージにさらされているのです。
お肌なら日焼け止めクリームなどである程度ガードできますが、網膜にまで塗ることは出来ません。
そのためにおすすめなのがルテインなのです。
ルテインは網膜の保護と治療に有効な色素成分です。
入ってくる光から、日焼け止めクリームのように、目をガードしてくれるのです。
たとえそうやってカバーしても、光の一部が細胞の中に進入して来ることはありますが、抗酸化作用ももっており内部でも食い止めることができるのです。
有害な光は紫外線だけではありません。
テレビやパソコン・携帯電話・ゲーム・蛍光灯などの青い光、これらを常に見続ける毎日を送っている我々現代人は、食生活の欧米化や野菜不足も伴って目にかなりの負担をかけています。
目の不調を訴える方が多いのはそのためです。
そんな危険な青い光もまた、ルテインを使用することによって防ぐことができるのです。
50歳をすぎた目の状態は?
網膜の中でも特に目の奥の中心部分、物を見て認識するのに重要な働きを持つ黄斑という部分があります。
年齢と共に徐々に変性していき機能が低下していくのですが、ルテインが少なく紫外線によるダメージが多い方ほど変性スピードは早くなります。
年齢を重ねると、水晶体というカメラのレンズのような部分の機能も衰えてきます。
厚みを変えることでピントあわせの役割を持つ部分ですが、硬くなりピントが合わせづらくなっていくのです。
それだけでなく、水晶体が白く濁り視力が低下し、更には失明の危険性のある病気もあります。
それは白内障と呼ばれる病気です。
水晶体にもまたルテインは存在しています。年齢と共に水晶体も基本的には白く濁っていくものですが、紫外線を浴びるとさらにそのスピードは速まるもの。
紫外線を防いでやることで、白くなるスピードを抑えることができ、失明までの危険性を防いでくれるのです。
目の曲がり角を過ぎると徐々にさまざまな部分が衰えてくるのは仕方がないことです。
ただ、紫外線などの有害な光をガードしてやり、抗酸化作用で酸化のダメージを防いでやることで、加齢黄斑変性症や白内障などの病気の発症リスクは減少します。
また、視力低下のスピードを抑えることができるのです。
まとめ
日々、お野菜をたっぷり食べて健康的に暮らしてきたという方も、年齢を重ねると食も細くなりますし、若いとき以上に不足してしまう栄養分というのはあります。
目にも日焼け止めクリームのような効果が必要なため、サプリメントや青汁なども利用してルテインを補給してやり、大切に守りましょう。
最近では、仕事にパソコンが欠かせない社会人から、家でゲームばかりやっている子供たちまで同じような目の老化現象が現れることもあります。
ルテインは今や、50歳とはいわず、さまざまな年代の人々に不足しがちで、補わなければならない栄養素となっています。